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一條からクライアントさんへの手紙
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「お客さんの声」をサイトに
掲載する見せ方ついて
「お客さんの声」はとても重宝します。
販促の用途にも使えますが、それ以外にもいろいろな用途に使えるからです。
とはいえ、使い方によってはその効果も上がったり下がったり。
あるメーカーさんは自社商品に対する「お客さんの声」を、販売代理店さんに見てもらうためのサイトを作りました。
その構成についてのお手紙を紹介します。
(※文中に「添付画像」についての言葉が出てきますが、このページではクライアント様への配慮から画像のご紹介はしていませんこと、あらかじめご了承ください。)
株式会社●●
T.Tさま
お世話になります。一條です。
さっそくですが、お客様の声のページについてです。
▼
いただいたデザインを拝見しました。
今のデザインには、
「このページで何をしたいのか?」
そして、
「このページを見た人にどうしてほしいのか?」
という視点がないかなと感じます。
このふたつをもとに考えていくといいでしょうね。
具体的に書きますので、添付の画像データを見ながら読んでみてください。
▼
まず第一に、このページを見られる方は誰か?です。
これは「販売代理店さん」ですね。
ですので、販売代理店さんが興味を持つような呼びかけや提示を
最初に書きましょう。
(添付の画像のレイアウトの一番上の部分ですね。)
・呼びかけ「皆さんは、こんな評価を受けています。」
こう書かれると、つい内容を知りたくなるのが人情です(笑)
「こんなに良い声をいただきました。」と書かれている時と比べて、どちらがどんな感じを受けるかぜひ感じてみてください。
▼
次に、販売代理店さんがこれらの「お客様の声」を見る動機は何か?です。
ただ単に「お客さんの声がありますので紹介します。」と言われても、
自分にメリットがなければ内容を確認しようとはしないものです。
じゃあ、販売代理店さんが「お客さんの声」を確認するメリットはなんなのか?
たとえば「営業の際のトークに使える内容である」とか、「電話でお客さんと話すときのヒントになる」とかいうメリットが考えられます。
ですので、呼びかけの下に、そのことをしっかり書いて伝えましょう。
「営業の際の参考に。電話でお客様とお話しするときのヒントに。
思いもよらないようなコメントも届いています。
ぜひ、ご活用ください。」
▼
呼びかけと、何に使えるかをきちんと伝えた後は、実際のお客さんからのコメントを
並べればいいと思います。
手書きのコメントのほうが現実感がありますから、手書きのコメントから先に紹介するといいですね。
▼
お客様の声の検索ですが、販売代理店さんが知りたい(その部分だけ抽出したい)対象が選べるように設計するといいと思います。
そのように検索条件を区切りました。
▼
今回お客さんから届いた回答には「選択式のアンケート部分」と「自由記述式のアンケート部分」がありますよね。
このうち、選択式のアンケートに対する回答は、実際の営業や現場で使えるものではありませんので、一番下にまとめて掲載しちゃって大丈夫です。
販売代理店さんが知って納得したり、得したり、ヒントになったり、モチベーションになったりする情報以外は不要です。
▼
最後、ここが一番大事ですが、このページを見た人(販売代理店さん)に何をしてほしいかといえば、
1.引き続きお客様の声を積極的に回収してほしい
2.お客様の声からヒントを得て、どんどんお客さんを増やしてほしい
この2点に尽きると思います。
ですので、この2点をメッセージとしてしっかり伝えましょう。
といいつつ、あんまりガツガツしても引かれますので、サラッと書いておくといいですよ。
「お客様からの「評価のポイント」がわかればわかるほど、
より良いサービスを提供することも、成約の率を上げることもますます簡単になるかもしれません。
皆さんのお役に立てるよう、弊社ではこれからもお客様の声の回収状況をこのページでお知らせしていきます。
ぜひ、ご活用ください。」
▼
どんなサイトでも同じなので、繰り返しになっちゃいますが、サイトで必要なのは、
・誰が見るのか?(誰に見てほしいのか?)
・見た人に何を知ってほしいのか?
・見た人に次にどんな行動をしてほしいのか?
の設計です。
お客さんの声を掲載するだけ、のサイトでも、意味を持たせることはできますし、
逆に意味を持たせないのであれば作るコストがもったいないかも。
今回の場合には、作ることは決まっているのですから(もう、作っているのですから)、
このサイトというツールを、御社の目的達成をサポートしてくれるものになるように使いこなすといいと思いますよ。
取り急ぎ。
また何かあればご連絡ください。
今、やっていることはやればやるだけ成果につながるものですから。
成果につながるようにしっかりやっていきましょう。
一條仁志
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