有限会社シーカー　公式ホームページ | 一條からクライアントさんへの手紙　ホームページデータの管理の参考に

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ホームページデータの
管理の参考に

この会社さんは、ネットを中心に売上を上げていた通販会社さんで、創業8年。

売上は30億円ちょっとですが、いろいろ試してはやめ、試してはやめを繰り返しているうちに、サイトのコンセプトが崩れてしまい、売上も急降下しつつあったところでご相談にこられました。

サイトから手をつけたわけではなくて、その会社さんの強みというか、「他の会社から買ってもよかったのに、あえてこの会社から買ってくれたお客さんの理由」を掘り起こすことから取り組みを始めたケース。

とはいえ、サイトが売上の大半を稼いでいることは事実でしたので、サイトの立て直しも重要でした。

その一環としてサーバの中を整理することになったのですが、サーバ内のサイト用データの管理にまで手が回っていなかったため、サイトの考え方について整理したことがあります。

どんぴしゃとはいかないけど、多少参考になる方もいらっしゃると思い、その時のお手紙をご紹介します。

（前略）

ホームページをアップしているサーバーには、現在のデータだけを格納するとメンテナンスが簡単です。

お電話でのお話のようにどうしても過去のデータもサーバに保管したい場合は、サーバの中に過去フォルダーを作って、そこに保管したい時々のホームページの内容を階層構造をそのまま保って全部入れておく、かな。

（注意）
この際には、過去フォルダーにアクセス制限のパスワードをかけてください。

これは、既存のサイトにアクセスした人が、適当なアドレスを入力した際に、昔のサイトにアクセスされることを防ぐためです。

一番いいのは、データをサーバから引き上げておくことですよ。

▼
今の御社のサーバにあるデータでみると、サイトの『枠』部分と、『中身』部分がバラバラに保管されていて、誰かがサイトにアクセスしたときにはじめて、枠と中身が一緒になってページが生成される仕組みです。

こういう仕組みが有効に使えるサイトは、歌詞のサイトなどです。
歌詞のサイトなどでは、歌詞の文章をコピーされると著作権上まずいので、歌詞は画像データとして保管しておいて、それをサイトに誰かがアクセスした時に、枠の中に表示するという方法を使ったりしますね。

ただし、こういうサイトは、メンテナンスがむずかしい。

実際、更新料などで、多額の請求をされるサイトは大体この形式です。

▼
一番シンプルなのは、
・今のサイトのデータだけがサーバに残っている状態
・枠と中身のセットが1ページにつき、１つのデータとして保管されている状態
です。

そうなっていれば、枠の構成をそのまま活かし、中身だけをコピペしながらさくさくと作れます。

サイトを見た感じ、シンプルな作りだったので、おそらく、上記の状態か、まぁ、過去のデータが残ってるぐらいだろうと思ってたら、
・『中身』部分は年度別⇒さらに月別と階層がわかれ、
・異なるテンプレートを使ったページがサーバ内の同じ階層に保存され、
・現行のサイトと現行ではないサイトがサーバ内の同じ階層に保存され
・・・・

たぶん、新しい担当者さんにとっては「？？？」という状態だったのだと思います（笑）

これは、そもそものサイトを作ってくれた人がこのサイトを管理し続ける分にはなんの問題もないと思うけど、他の人に管理をお願いするのは難しいですね。

しかもそれを、誰かが誰かに指示して作り変えてもらうのにはとても時間と手間がかかりそうです。

（作ってくれた会社さんを否定しているのではないので誤解しないでくださいね。）
（担当者さんはその人が考えるベストを尽くしてくれたのだと思います。）
（そして、その人がずっと御社のサイトを管理するのであれば、何の問題もなかったはずですから。）

ご参考までに言うと、ウチの会社でホームページ制作のご依頼を受けるとき、もしくは私がホームページ制作をウチのクライアントさんでもある制作会社さんにお願いするときに僕が出す条件は決まっていて

「管理会社が変わったとしても、変わった瞬間から次の会社の人がスムーズにメンテナンスできること」

です。

質問の答えになってますか？

わからないところがあればいつでもご連絡ください。

一條

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